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ファンファーレ(fanfare)とは主に式典などで演奏される、ごく短い華やかな楽曲である。 ファンファーレはトランペット、フリューゲルホルン、フレンチホルン、バリトン、ユーフォニアム、トロンボーン、チューバ、サクソフォーン、パーカッションからなるオランダやベルギーに典型的な大規模管打楽器アンサンブル(ファンファーレバンド)を指すこともある。 「ファンファーレ」という用語は、たとえば派手な騒ぎや宣伝・誇示活動、優勝(チャンピオン)を祝福する際などをあらわすときに象徴的に使われることもある。
日本のプロ野球の応援では選手が打席に入った後に通常の応援歌演奏の前に1度だけトランペットで演奏される曲のことをファンファーレという。また日本の公営競技では、各競走の発走に先立って演奏が行われる(大半は予めテープやmp3形式などで収録されたものの演奏となるが、中央競馬の一部競走(例:日本ダービーや有馬記念などのGI級レース)では生演奏が行われる)。例外には天理高等学校吹奏楽部『天理ファンファーレ』(1960年代)がある。これはもともと天理高校のオリジナル曲であったが、現在では『アフリカン・シンフォニー』(1974年 智弁和歌山高校ではアフリカンマーチ)と並んで高校野球では人気の高い応援曲である。
ファンファーレ演奏に用いられる楽器は、主にトランペット(特に専用のファンファーレ・トランペット)やその他の金管楽器である。パーカッションなどの打楽器ともに演奏されることもある。 なお、公営競技の競艇や一部の地方競馬などではシンセサイザーなどの電子楽器の音色によるものも見られる。
ファンファーレの起源は中世に遡り軍隊や狩猟、式典の際の合図などがもとであった(ただし一般的に古代ローマを描写するとき式典などの場面でファンファーレを登場させることがあるが、当時存在したという証拠は乏しい。当時、トランペット系の金管楽器は現代的な意味での音楽を演奏するのではなく軍隊の指揮用として「前進」、「後退」などを命ずる通信手段として使用された)。18世紀フランスでは、ファンファーレとはエネルギーのある旋律の繰り返しによる楽章であった。近代的な意味でのファンファーレは19 世紀、イギリスでの戴冠式やその他重要な機会のために作曲されたときに遡る。例えば、エドワード7世のために作曲されたヒューバート・パリー(Hubert Parry)の『アイ・ワズ・グラッド(I was glad)』である。